ディレクターズカット

 実は初日。上山市についた頃の俺は痛み止めも効かないほどに奥歯が痛くなっていました。保険証を持ってきた親と一緒に現地の歯医者へ・・・可愛い看護婦さんが平坦なイントネーションで俺の名前を呼び(ようは訛りながら)、ずっこけつつ診察室へ。
「あ〜、こりゃ親知らずが虫歯だねえ。相当深いよ。よし、抜きましょう!」
親知らず?俺、親知らず生えてたのか・・・ということでその場で抜きました。と、こんなこともあった旅だったのです。