やば過ぎる・・・

 えっと、まあ、ドラえもんの声はどうしようもないですよね。ノブヨが偉大すぎるから。でも・・・先ず、のび太の声が体調の悪い時の忍たま乱太郎のキリ丸の声に聴こえます。で、のび太のママ、葛城ミサトそのままっす・・・情けない男の子と葛城ミサトという構図。エヴァか?ということはカラーリングと頭の丸さから、ドラえもんはゼロ号機ですねw
 スネ夫の声もかなり肝付さんの声が特徴的だったのに、流石の関智一シャイニングフィンガーです。しずかちゃんは元々そんなにね、だから違和感なし。驚いたのはジャイアンです!14歳の新声優がすっごくイイ!!前任のたてかべ和也とは違っていてもピタリとハマってました。
 ドラえもんの声・・・やっぱ違和感大ですorz・・・。声軽いのです。しかも俺が見た回にいたっては、タマちゃん以外の生の猫をナンパしてましたw。なんか猫と一緒に鳴く格好してましたぜ・・・アニメ絵の調子が非常に子供向けになってました。
 少し真面目な話をすると、夏目房之介夏目漱石の孫で漫画家・漫画評論家)氏が「マンガはなぜ面白いのか―その表現と文法」(その他の評論とあわせ、第3回手塚治虫文化賞受賞)の中で、ドラえもんというキャラクターの根底にある性質を「おばあちゃん」であると指摘した。それはまあ、のび太がおばあちゃん子で祖母を早くに失っていることも根拠であろうが、何よりも外見などの特徴(大きな目、嗄れ声、袋から何かを出したり甘えさせるところ)をもってしてであろう。それが、読者・視聴者にもシンクロするため多くの人に愛されるという論があったのだ。しかし、新声優の水田わさびの声とアニメの絵、全体のトーンやテンポでは到底その論が崩れてしまう。言ってしまえば、同名の別のアニメとも言えるかもしれない。
 別に同じ展開をする必要はないので、新たなドラえもんを作っていってほしいですね。天国の藤子・F・不二夫は一喜一憂するんだろうなあ、これから^^;